アトリエ
Confidentatorie
artist studio
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- atelier
- 借用ルート
- フランス語 → 芸術語として日本語へ
- 意味の変化
- 工房・制作室 → 芸術家の仕事場
- 最古文献
- 1900
解説
アトリエは「スタジオ」をおしゃれに言っただけと思っていたなら意外です。油絵の匂いがする前に、その歴史には木くずが舞っていました。日本語のアトリエは、作業場や芸術家の工房を意味するフランス語 atelier から来ています。
ただし古い流れをたどると、木片、裂け木、大工の仕事場に関わる語へ行き着きます。つまりアトリエは、最初から芸術の香水に包まれた場所ではなく、材料を切り、削り、形にする場所でした。その後、工芸教育や制作文化の光をまとい、日本語でも作業場より小さく、個人的で、手仕事感のある響きになりました。
精選版 日本国語大辞典は、森鴎外の1890年の小説 うたかたの記 を用例に挙げます。舞台はミュンヘン、美術学校のアトリエ。まさに欧州の芸術語が日本の読者へ入る入口です。
優雅な名の下には、のこぎりくずと修練の床があるのです。