パパラッチ
Confidentpaparatchi
paparazzi
katakana
由来
- 元言語
- イタリア語 (it)
- 元の形
- paparazzi / Paparazzo
- 借用ルート
- イタリア映画の人物名 Paparazzo → paparazzi → 日本語の芸能報道語へ
- 意味の変化
- 架空の写真記者名 → 有名人を追う報道カメラマン一般
- 最古文献
- 1960
解説
パパラッチの出自は映画です。元はイタリア語の人名 Paparazzo で、Britannica はフェデリコ・フェリーニ監督1960年の映画『甘い生活』(La Dolce Vita)に登場する、ローマでゴシップ記者マルチェロと組む写真家の名前を語源とします。Britannica は実在のフォトジャーナリスト Tazio Secchiaroli をモデルにも挙げます。
Merriam-Webster は英語 paparazzo を1961年から記録し、複数形 paparazzi はイタリア語複数のままです。 日本語に定着したのは1960年代以降の映画文化、英字メディア、芸能週刊誌、エンタメニュースの中ででした。Britannica は1961年の Time 誌記事「Paparazzi on the Prowl」が英語圏での広まりの起点だったと記録します。
意味は架空の一人物の姓から、芸能人を追うフリーランスの写真家全般を指すラベルへと広がりました。日本語のパパラッチはゴシップ、スクープ、週刊誌、芸能記者、セレブといった語と一緒に動き、俳優、歌手、アスリート、王室関係の報道に登場します。 現代日本語ではパパラッチが単数のように使われたり複数のように使われたりしますが、イタリア語の paparazzo / paparazzi の単複対立は維持されません。
英語も多くの場合 paparazzi を複数として扱いますが、日本語は数を区別しません。日本のメディアは「パパラッチ写真」のような複合語を作って、撮影された写真そのものを指すこともあります。「パパラッチに撮られた」と言えば、撮影者が一人か複数かは曖昧なままです。