アヴェマリア
Attestedavemaria
Ave Maria; Hail Mary
katakana
由来
- 元言語
- ラテン語 (la)
- 元の形
- Ave Maria
- 借用ルート
- ラテン語祈祷文 → キリスト教・西洋音楽語として日本語へ
- 意味の変化
- ラテン語の祈りの冒頭句 → 聖歌・楽曲名としても定着
- 最古文献
- 1880
解説
元の形はラテン語 Ave Maria、ave は「めでたし」を意味し、Maria はマリアです。Merriam-Webster は中世ラテン語を借用元とし、英語 Ave Maria を13世紀から記録します。WordReference はこの語を「ガブリエルのマリアへの挨拶と、エリザベトの言葉(ルカ1章)に基づくカトリックの祈祷の冒頭二語」と定義します。
日本語のアヴェマリアはこの祈祷の最初の二語をそのままカタカナにした形です。 日本語にアヴェマリアが入ったのはキリスト教と西洋音楽の語彙を通じてでした。デジタル大辞泉は第一義に「カトリックの聖母マリアへの祈り」、第二義に「その祈りに基づく声楽曲」を挙げます。
音楽がこの語を有名にしました。フランツ・シューベルトの1825年『エレンの歌第三』、シャルル・グノーが1853年にバッハの前奏曲に乗せた版がよく言及されます。 現代日本語のアヴェマリアは、祈祷文または曲名を指し、人名そのものとして使われることはありません。
ロザリオの文脈では、1アヴェマリア = 1回の Hail Mary の祈りです。英語の Hail Mary はアメリカンフットボールで「最後の長距離パス」の意味も持ちますが、日本語ではそちらをふつう「ヘイルメアリー」と書き分けます。アヴェマリアは教会と演奏会の文脈に保たれます。
「合唱でアヴェマリアを歌う」は演奏会の場面の典型例です。