オペラ
Confidentopera
opera
katakana
由来
- 元言語
- イタリア語 (it)
- 元の形
- opera
- 借用ルート
- イタリア語音楽・舞台語 → 西洋音楽語として日本語へ
- 意味の変化
- 作品・仕事 → 歌劇という舞台芸術ジャンル
- 最古文献
- 1880
解説
1881-84年、小学館の日本国語大辞典は成島柳北『航西日乗』にオペラを記録し、借用元としてイタリア語 opera を挙げます。イタリア語の opera は仕事、行為、芸術作品を意味し、ラテン語 opera と opus に連なります。Treccani は完全な音楽表現として opera in musica も併載します。
舞台ジャンルとしてのオペラは1600年前後のフィレンツェに起源を持ち、ヤコポ・ペーリとオッターヴィオ・リヌッチーニの『ダフネ』(1598年ごろ)、『エウリディーチェ』(1600年、パラッツォ・ピッティ)が出発点とされます。 明治期の日本では、海外日記、ミッションスクール、軍楽隊、1887年創立の東京音楽学校を通じて西洋音楽用語が入りました。日本語にはすでに翻訳語の「歌劇」がありましたが、オペラはアリア、レチタティーボ、オーケストラ、オペレッタといったカタカナと並ぶ専門語として定着しました。
意味はイタリア語の「あらゆる作品」から、独唱、合唱、オーケストラ、演技、舞台、衣装を備えた音楽劇へと絞られました。 現代日本語のオペラは西洋芸術音楽の舞台ジャンルを指し、「作品一般」の意味では使われません。英語の opera も同様に芸術ジャンルを指しますが、イタリア語の opera は今でも opera pubblica(公共事業)、opera d'arte(芸術作品)のような日常表現の中で生きています。
「オペラを観に行く」は劇場での観劇のことで、抽象的な作品論ではありません。