ハンドル
Confidenthandoru
steering wheel; handle
katakana
由来
- 元言語
- 英語 (en)
- 元の形
- handle
- 借用ルート
- 英語 handle → 乗り物・機械操作語として日本語へ
- 意味の変化
- 取っ手・握る部分 → 自動車のステアリングホイール
- 最古文献
- 1900
解説
1881年、精選版日本国語大辞典は『博物機械学独案内』に「搬把(ハンドル)」と注記された例を記録します。借用元は英語 handle で、道具、ドア、機械、器具などの「手で握る部分」を指します。デジタル大辞泉は機械の握り、ドアの握り、自動車や自転車の操舵装置という三つの中心義を挙げます。
日本語側は最後の「乗り物」の意味を強くしました。 入り口は明治期の機械・交通の語彙で、1901年の『風俗画報』には汽車のハンドル、1908年の夏目漱石『三四郎』にはドアのハンドルが登場します。自動車や自転車の普及とともに、ハンドルは「ステアリング」を意味する標準語となり、ハンドルを切る、右ハンドル、左ハンドルといったフレーズが固まっていきました。
インターネットの普及後にはハンドルネームというネット用語も派生しました。 現代日本語の自動車のハンドルは英語で言えば steering wheel に当たります。英語の handle はもっと一般的で、ドアの取っ手、スーツケース、コップ、道具、オンライン名などに広く使え、自転車には handlebars、車には steering wheel が別語として用意されています。
これによってハンドルは英語からの借用語ですが、日本語側で乗り物の意味に絞られた例になります。「ハンドルを右に切る」は英語の handle ではほぼ意味が伝わりません。