ボイコット
Attestedboikotto
boycott
katakana
由来
- 元言語
- 英語 (en)
- 元の形
- Boycott
- 借用ルート
- 英語の人名 Charles Boycott → 社会運動語 boycott → 日本語へ
- 意味の変化
- 土地管理人の姓 → 組織的な不買・拒否行動
- 最古文献
- 1900
解説
ボイコットの「英語そのもの」は、実は人名そのものです。1880年、英語 boycott はアイルランド西部、メイヨー州ラフ・マスク近郊で土地代理人を務めていた Charles Cunningham Boycott の姓に由来します。Merriam-Webster は初出を1880年とし、Britannica はチャールズ・スチュアート・パーネルが主導した土地闘争のなかで、組織的に集団的拒絶を行った戦術と結びつけます。
Boycott は1832年ノーフォーク生、1897年サフォーク没。借用元はもともと姓であり、それが動詞・名詞に転じました。 日本語のボイコットは明治後期の政治・社会語彙として入り、小学館は1897年の時事新報、1900-01年の徳冨蘆花、1907年の平民新聞をそれぞれ「全般的な拒絶」「家門の排斥」「直接行動的な拒否」の例として記録します。
日本語の中ではボイコットが不買運動、排斥、ストライキ、サボタージュといった近代抗議用語の一群と並びました。 現代日本語のボイコットは、商品の不買、イベントへの不参加、特定の人物・集団の排除など、組織的な拒否行動を指します。英語の boycott と意味の幅は近いですが、日本語では「ボイコットする」のように「する」をつける動詞化が多用されます。
「投票をボイコットする」と言えば、それは政治的な抗議行動の表明です。