ホッチキス
Confidenthotchikisu
stapler
katakana
由来
- 元言語
- 英語 (en)
- 元の形
- Hotchkiss
- 借用ルート
- 英語圏の商標・人名 → 日本語でステープラー一般名へ
- 意味の変化
- 商品名・人名 → stapler
- 最古文献
- 1900
解説
1903年が、文具としてのホッチキスのキー年です。伊藤喜商店が米国製のホッチキスを輸入販売開始した年で、マックス社の沿革は「米国製品本体に HOTCHKISS No.1 と刻印されていた」と説明します。借用元は英語 Hotchkiss、すなわち E. H. Hotchkiss Company の社名で、英語の普通名詞 stapler ではありません。
伊藤喜の社史も明治36年に輸入ステープラーとゼムクリップを置いています。商品名が、道具の名前にそのままなった例です。 明治のオフィス文化では、まだ「ホッチキス」を表す日本語名が定まっていなかったので、商品名が一般名になりました。
関連語にはステープラー、紙綴器、針、ホチキスがあります。日本国語大辞典は1909年、ベンジャミン・B・ホッチキスにちなんだ機関銃の意味も記録しますが、文具の文献は文具用ホッチキスを E. H. Hotchkiss ブランドの製品刻印と結びつけて区別します。日本の主要メーカーであるマックスも自社サイトでこの命名経緯を説明します。
現代日本語のホッチキスは、紙を金属の針で留める手持ち装置を指します。英語話者はふつう stapler と言い、Hotchkiss は姓・社名・歴史的ブランドで、道具の一般語としては機能しません。日本工業規格はステープラを使いますが、日常会話はホッチキスのまま、針はホッチキスの針です。
「書類をホッチキスで留めた」は事務シーンの典型表現です。