ナイーブ
Confidentnaibu
sensitive; delicate; naive
katakana
由来
- 元言語
- en_fr (言語コード)
- 元の形
- naive / naïve
- 借用ルート
- 英語またはフランス語経由 → 日本語
- 意味の変化
- 世間知らず・素朴 → 繊細・傷つきやすい
- 最古文献
- 1950
解説
1917年が、ナイーブの早い日本語の年です。小学館の精選版日本国語大辞典は田山花袋『一兵卒の銃殺』を引き、借用元として英語 naïve/naive を挙げます。英語はフランス語 naïf(女性形 naïve)、ラテン語 nativus からこの語を取りました。
CNRTL は古フランス語の形を12世紀から記録し、意味は「生まれつき、自然、素朴」のあたりにありました。 大正期、ナイーブは若さ、感情、文体について語る文学の語彙にうまく合いました。同辞書は1927年、芥川龍之介『文芸的な、余りに文芸的な』に「ナイイヴ」を引きます。
センチメンタル、ロマンチックといった近接の借用語と一緒に、批評家が日本語の印刷物の中で感情、芸術、人柄を描く道具になりました。「イヴ」表記は、現代の「ナイーブ」が定着する前の段階を映します。 現代日本語ではしばしば、ナイーブが「敏感な人、繊細な話題、傷つきやすい心」を意味します。
デジタル大辞泉は素直、純粋、傷つきやすい、未熟を併載します。英語の naive は「経験不足、信じやすすぎ、現実的判断に欠ける」の意味になりがちです。クラシエはナイーブをボディケアのブランド名にも採用しており、商品語の中ではポジティブな側面が見えます。
「彼はナイーブな性格です」はふつう「敏感」の意味で、「無知」ではありません。