チャオ
Confidentchao
ciao; hello; goodbye
katakana
由来
- 元言語
- イタリア語 (it)
- 元の形
- ciao
- 借用ルート
- イタリア語挨拶 → 日本語の軽い挨拶表現へ
- 意味の変化
- 親しい挨拶 → 外国語っぽい別れの挨拶・掛け声
- 最古文献
- 1960
解説
Treccani はイタリア語 ciao を、ヴェネツィア方言の s-ciao または s-ciavo(僕、奴隷の意、イタリア語 schiavo に連なる)から派生した語と説明します。古い北イタリアでは「あなたのしもべ」という丁寧な挨拶の決まり文句として機能していました。現代イタリア語の ciao は、出会いの挨拶にも、別れの挨拶にも使えます。
日本語の辞書ではデジタル大辞泉や精選版日本国語大辞典がチャオを直接イタリア語 ciao から取った語と説明します。これは明治の科学用語でも、英語経由の借用語でもなく、現代カタカナの挨拶語です。ボンジョルノ、グラッチェ、アリベデルチといった他のイタリア語風の挨拶と並びますが、チャオの方がはるかに気軽に使えるため、日常会話に広がりやすい語になりました。
現代日本語のチャオは、近しい間柄での軽い挨拶で、出会い・別れ両方に使うこともありますが、別れ際に偏る傾向があります。英語にも ciao はありますが、辞書はインフォーマルな印象を強調し、別れ寄りの語として扱います。イタリア語は両方を均等に保ったままです。
「じゃあ、チャオ」と言えば、これは去り際の合図で、語源にあった「あなたのしもべ」までは想起しません。