ゲレンデ
Confidentgerende
ski slope
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Gelände
- 借用ルート
- ドイツ語 → スキー・登山語として日本語へ
- 意味の変化
- 地形・土地 → スキー場の滑走斜面
- 最古文献
- 1920
解説
Duden はドイツ語 das Gelände を、中高ドイツ語 gelende、古高ドイツ語 gilenti から派生した集合的な語と説明し、Land(土地)に連なる語族とします。ドイツ語の中での意味は、自然の地形、起伏のある土地、区切られた敷地まで含み、展示会場や工場の用地もゲレンデです。日本語はその綴りの基礎を借りつつ、用途を狭めました。
日本語に入った経路は昭和初期の登山・スキー語彙、ドイツ語が強かった山の世界です。精選版は1935年、小林秀雄『茅の平』にスキー練習場としての「ゲレンデ」を記録し、岩登りの練習場という意味も併載します。同じ時期に Seil(ザイル)、Pickel(ピッケル)、Spur(シュプール)といったドイツ語の山岳用語が日本語に入りました。
現代のゲレンデはほぼスキー場の斜面、または料金を払って滑る区画を指し、冬のリゾート広告や雪情報で活躍します。ドイツ語の Gelände は雪も板もスポーツも要らず、荒地、学校の敷地、建設用地まで広く指せます。「週末のゲレンデは混んでいた」と言えば、これは雪山の話です。
英訳の ski slope は意味は伝わりますが、ドイツ語経由の山岳史までは映しません。