シシャモ
Plausibleshishamo
shishamo smelt; willow-leaf fish
katakana
由来
- 元言語
- ain (言語コード)
- 元の形
- susam
- 借用ルート
- アイヌ語 susam → 北海道の魚名として日本語へ
- 意味の変化
- 柳の葉 → 柳葉魚という細長い魚名
- 最古文献
- 1900
解説
シシャモの語源はアイヌ語 susam。国立アイヌ民族博物館のアイヌ語データベースは、長万部、幌別、沙流、白老など北海道各地でこの形を記録しています。日本語ではこの魚を柳葉魚と書き、生物学的には Spirinchus lanceolatus と呼ばれます。
アイヌ語の susu(柳)と ham(葉)を結びつける説明が多く、漢字表記もその意味と魚の細い姿に重ねられました。 広まりの場面は北海道の地域語彙でした。1869年に北海道が正式な地名となるころ、アイヌ語の魚名がそのまま日本語の魚名として定着しました。
精選版日本国語大辞典は、太平洋側の川で秋に産卵する全長15センチほどの小さなキュウリウオ科の魚と説明しています。明治の西洋語由来のコロッケなどとは別系統で、北の食文化の名前であり、俳句の世界では冬の季語にも数えられます。 現代のシシャモはスーパーのラベルが少しややこしくなっています。
本物のシシャモは北海道固有種ですが、安価なパックの多くは北大西洋から輸入されたカラフトシシャモ(Mallotus villosus、英語 capelin)です。アイヌ語に根を持つ名前は、いま店頭に並ぶ商品より範囲が狭いことになります。「子持ちししゃも」は卵を抱えたメスを指し、定番のメニュー語として残っています。