テラス
Plausibleterasu
terrace
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- terrasse
- 借用ルート
- フランス語建築・生活語 → 近代日本語の住宅・カフェ語へ
- 意味の変化
- 盛り土・段状の場所 → 屋外席・住宅の張り出しスペース
- 最古文献
- 1920
解説
テラスの起源はラテン語 terra(土)。デジタル大辞泉はテラスを英語 terrace とフランス語 terrasse から記録し、CNRTL はフランス語 terrasse を建築用語として1295年から確認します。フランス語の中では、盛り土、台、庭の段、後には公共空間の屋外部分まで指し、CNRTL はカフェの意味を1883年から記録します。
土という古い意味から、現代のカフェ席まで一直線につながっています。 現代日本語のテラスは明治・大正の建築語彙に始まり、住宅、ホテル、デパートのレストラン、カフェに広がりました。バルコニー、ベランダ、デッキ、パティオ、テラスハウスといった近接語と並びますが、日本語のテラスは「建物に付属する使える屋外空間」というニュアンスを保ちます。
テラスハウスは英語の terrace house に対応する別系統です。意味は「盛り土の段」から「人が座って過ごせる平面」へとシフトしました。 現代のカフェの看板に「テラス席」と書いてあれば、それは屋外席の案内です。
不動産広告のテラスはリビングの外の舗装エリアを指します。英語の terrace はイギリスの連棟住宅や、丘の段々畑を意味することもありますが、日本語のテラスはほぼ屋外プラットフォームの意味で使われます。「テラス席あります」と書かれていたら、それは屋外席があるという意味で、住宅形態の話ではありません。