オムレツ
Confidentomuretsu
omelette
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- omelette
- 借用ルート
- フランス語料理名 → 近代日本語の洋食語へ
- 意味の変化
- 卵料理 omelette → 日本の洋食・家庭料理のオムレツ
- 最古文献
- 1900
解説
1885-86年、小学館の精選版日本国語大辞典は坪内逍遥『当世書生気質』に「ヲムレツ」という形を引いています。日本語の辞書はフランス語 omelette と英語 omelet/omelette を借用元として併記しますが、明治の日本は西洋の卵料理を「ふつうの英語」ではなく「洋食」というカテゴリーで受け取っており、フランス語の側面が長く残りました。 入り口は明治・大正のホテル、料理書、東京の洋食店です。
オムレツはカツレツ、コロッケ、カレーといった洋食メニューと一緒に並び、日本語に「オム」という短縮要素も残しました。オムライス(ライスを卵で包む・覆う料理)はその応用で、精選版もオムレツ + 英語 rice として位置づけます。意味はヨーロッパ全般の卵料理から、日本の食堂と家庭の定番へと絞られました。
現代のデジタル大辞泉はオムレツを「卵を割りほぐし、塩こしょうで味つけしてフライパンで焼いた料理。挽き肉やハム、玉ねぎを混ぜることもある」と定義します。英語の omelet は地域ごとにスタイルが多様ですが、日本語のオムレツはまず洋食版を思い浮かばせます。米語綴り omelet は短いものの、カタカナはツで終わるのが標準です。
「プレーンオムレツ」と言えば、それはケチャップライスを包んだオムライスではなく、シンプルに焼いた卵料理を指します。