ビュッフェ
Confidentbyuffe
buffet
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- buffet
- 借用ルート
- フランス語 → ホテル・外食語として日本語へ
- 意味の変化
- 食器棚・軽食台 → セルフサービス式の食事
- 最古文献
- 1950
解説
CNRTL はフランス語 buffet を、1150年ごろに小さな腰掛け、1268年にテーブルやカウンター、1832年に飲食を並べた台、1863年に駅構内の飲食店、と段階的に記録します。Larousse はサイドボード、店内の陳列台、駅のカフェ、レセプションの軽食まで現代的な意味を併載します。日本語のビュッフェはこの長い歴史をたたえる語です。
日本語のビュッフェは、ホテルのセルフサービスが普及する前から存在しました。精選版日本国語大辞典は1891年、森鴎外『文づかひ』のパーティーのテーブルや、1908年の杉村楚人冠『大英遊記』のワルシャワ駅の食堂を例として引きます。戦後の外食業界では、1958年の帝国ホテル「インペリアル・バイキング」が広めた「バイキング」と並んで使われるようになりました。
現代のビュッフェはホテルやレストランのセルフサービス形式の食事を意味しますが、必ずしも食べ放題とは限りません。日本語のバイキングは定額・食べ放題のニュアンスが強く、ビュッフェは形式そのものの語です。フランス語の buffet はサイドボードや駅のカフェの意味も生きていますが、日本語ではほぼ食事提供の語に絞られます。
「朝食はホテルのビュッフェだった」と言えば、それは形式の話です。