クロワッサン
Confidentkurowassan
croissant
katakana
由来
- 元言語
- フランス語 (fr)
- 元の形
- croissant
- 借用ルート
- フランス語 → パン・製菓語として日本語へ
- 意味の変化
- 三日月形のパン → 日本のベーカリー定番語
- 最古文献
- 1950
解説
フランス語 croissant は「三日月」を意味する形容詞・名詞であり、動詞 croître(成長する)から派生した語です。CNRTL などフランスの辞書は、形を表す語と菓子の名前の両方を記録しています。1919年、精選版日本国語大辞典は永井荷風『断腸亭日乗』1月1日の「クロワサン」と「三日月形のパン」という注を、早い日本語の例として引きます。
入り口は大正・昭和のベーカリー語彙です。フランスの食文化が、カフェ、ホテル、街のパン屋を通って日本語に入った時期で、関連語にはバゲット、ブリオッシュ、パン・オ・ショコラがあります。ただしパンそのものはもっと古く、ポルトガル語 pão に由来します。
現代表記の「ッ」が入った「クロワッサン」は、フランス語の子音連結を写すために、古いクロワサンより日本語の音節習慣に合わせた形です。 現代日本語のクロワッサンは、層になった三日月形の菓子パンを指し、コンビニやベーカリーの定番です。クロワッサンサンドのような複合語でもこの食品の意味のまま使われます。
フランス語の croissant は、いまでも食べ物以外の三日月の意味でも生きており、日本語より広い範囲を持っています。「朝食にクロワッサンを食べた」と言えば、それは菓子パンの話であり、形容詞のニュアンスは含みません。