ブリキ
Confidentburiki
tinplate
katakana
由来
- 元言語
- オランダ語 (nl)
- 元の形
- blik
- 借用ルート
- オランダ語 → 近世/近代日本語
- 意味の変化
- 薄い金属板・缶 → ブリキ材
- 最古文献
- 1800
解説
1811-39年の年代範囲が、精選版日本国語大辞典のブリキ項目で『厚生新編』を引く際の周辺で示されます。借用元はオランダ語 blik。オランダ語 blik は「金属包装材、缶、錫メッキ薄板」を意味し、古いオランダ語辞書は「vertind dun plaatijzer(錫メッキされた薄い鉄板)」とも定義します。
Cambridge は文脈に応じて缶、ブリキ、ちりとりと訳します。 語が日本語に入った経路は、江戸後期から明治の技術語彙、特に金属板や缶詰、輸入製品の名前を必要とした時代です。日本語ではまず「鉄葉」「ブリッキ」と書かれ、後に「ブリキ」が定着しました。
1896年の尾崎紅葉『多情多恨』には「ブリキの喇叭(らっぱ)」が登場し、印刷文学にも入りました。漢字「錻」「錻力」も存在します。明治・大正の玩具メーカーは、ブリキを使って汽車、トランペット、自動車の玩具を作りました。
現代のブリキはふつうブリキ板、つまり錫メッキされた薄い鋼板を意味し、ブリキ缶、ブリキ板、ブリキのおもちゃといった複合語に登場します。デジタル大辞泉によれば「錻」は和製漢字です。英語の tin は金属の錫、容器、英国英語の缶のいずれにもなるので、tinplate が技術的に対応します。
日本語ではブリキ(錫メッキ)とトタン(亜鉛メッキ)を区別することがあります。「ブリキのおもちゃ」は典型的な使い方です。