コップ
Confidentkoppu
cup; glass
katakana
由来
- 元言語
- オランダ語 (nl)
- 元の形
- kop
- 借用ルート
- オランダ語 → 近世/近代日本語
- 意味の変化
- cup → 飲み物用のコップ
- 最古文献
- 1800
解説
コップにはポルトガル語 copo とオランダ語 kop の二系統が候補として並びます。日本国語大辞典は両方を挙げ、オランダ語 kop はコーヒーや紅茶用のカップ、ポルトガル語 copo は飲み物用のグラスやカップを意味します。小学館は1733年の『本朝世事談綺』を引き、当時のコップが西洋風の飲酒器(ワイングラスに近い形を含む)を指したと示します。
一つのカタカナに、二つの古い経路が交差しています。 語が属するのは江戸期の外来飲酒器、酒、ガラス、食卓習慣の語彙です。蘭学が後に kop の方を強めますが、古い日本語資料はオランダ語一本では説明しきれません。
明治日本では関連語が役割を分けます。カップは取手付きカップ(コーヒーカップ)、グラスはガラスの飲酒器、タンブラーは背の高いストレート、ジョッキはビール用と、それぞれ専門化しました。 現代日本語のコップは、ガラス、プラスチック、紙、金属の取手なしの普段使いカップを意味します。
英語の cup はしばしば取手付きを含み、glass は素材または飲酒器を指せます。日本語はこれらを分けて使い、コップ、カップ、グラスは同じではありません。学校給食やオフィスのパントリー表示でも「コップ」が共有用に使われます。
「紙コップを一つ取る」は典型的な場面です。