マイペース
Confidentmaipesu
doing things at one's own pace
katakana
由来
- 元言語
- en_jp (言語コード)
- 元の形
- my + pace
- 借用ルート
- 英語要素 → 日本語内造語
- 意味の変化
- my pace → 自分の調子を崩さない性格・行動様式
- 最古文献
- 1970
解説
1970年が、マイペースの印刷例の起点です。精選版日本国語大辞典は國光氏郎『深海漁族』を引き、マイ・カー、マイ・ホーム、マイ・ペースをまとめて「三マイ主義」と紹介します。形は英語 my + pace ですが、日本語辞書は和製英語と注記します。
英語の pace は速度、進捗、歩み、テンポを意味する名詞で、性格を表すラベルとしての成句ではありません。 戦後の消費・職場語彙の中で、マイペースは速度の枠を超えました。仕事、勉強、スポーツ、人間関係の中で、自分自身の進捗、やり方、気質を表すようになりました。
マイカー、マイホームと同じ社会的語彙群に属し、my が「個人の好み・コントロール」を表す日本語の用法であって、英語の文の語順とは別です。1970年代までに、社内会話と日常の人物評の両方に合うようになりました。 現代日本語ではマイペースが中立、肯定、ややネガティブのいずれにもなります。
マイペースな人は「落ち着いて自立している人」にも「集団のテンポを無視する人」にもなりえます。Cambridge 英和は「one's own pace」と訳します。英語ではふつう「at one's own pace」(速度)、「in one's own way」(やり方)を使い、my pace を性格用の形容詞として使うのは標準ではありません。
「彼は会議でもマイペースだ」は典型的な人物評です。