ヨット
Confidentyotto
yacht
katakana
由来
- 元言語
- オランダ語 (nl)
- 元の形
- jacht
- 借用ルート
- オランダ語船舶語 → 英語 yacht などを介して日本語へ
- 意味の変化
- 快速船・遊覧船 → レジャー用の帆船・小型船
- 最古文献
- 1900
解説
英語の yacht という綴りは、もともとオランダ語のものです。Merriam-Webster は yacht を1557年から英語に登録し、古いオランダ語 jaght(現代の jacht、jachtschip 「狩猟船」の略)に由来すると説明します。オランダ語の動詞 jagen は「追う、狩る」を意味し、Britannica は16〜17世紀のオランダ jaght を海軍・国家行事に使われた軽快な船と説明します。
1660年にはアムステルダムが快走船 Mary をチャールズ2世に贈った話も記録されます。 日本語のヨットはデジタル大辞泉が英語 yacht から取った語として登録し、永井荷風の1909-10年『冷笑』にアメリカ人女性のヨットレース描写が引用されます。明治・大正の日本では、ヨットがスポーツ、レジャー、海事の語彙の一員となり、ボート、カッター、セーリング、クルーザーといった語と並びました。
意味はオランダ式の高速船から、私的・娯楽用の船へと変わっていきました。 現代日本語のヨットはふつう帆走スポーツやレジャー用のセーリングボートを指し、エンジン推進の場合は「モーターヨット」と区別することが多いです。英語の yacht は大型の私的モーターボートも指せるので、日本語の日常的な使い方は英語より範囲が狭く、帆船寄りです。
「ヨットで海に出る」と言えば、それはレジャーの帆走の話です。