カリウム
Confidentkariumu
potassium
katakana
由来
- 元言語
- ドイツ語 (de)
- 元の形
- Kalium
- 借用ルート
- ドイツ語化学名 → 近代化学語として日本語へ
- 意味の変化
- 元素名 potassium → 日本語の元素名カリウム
- 最古文献
- 1870
解説
元素記号 K は、英語 potassium ではなく、ドイツ語 Kalium の頭文字です。1807年、ハンフリー・デービーは苛性カリ(KOH)からこの金属を単離し、後の元素表に記号 K が定着しました。Duden は Kalium をアルカリ金属、記号 K と定義し、PubChem は K の由来をラテン語 kalium、その背景にあるアラビア語 qali(アルカリ)に連ねます。
日本語のカリウムは Kalium に従い、英語 potassium には従っていません。 日本の化学書ではカリウムが明治国家以前から使われており、コトバンクの精選版日本国語大辞典は1837-47年刊『舎密開宗』を早い印刷例として記録します。明治の学校と医学はナトリウム、カルシウム、マグネシウムといった名前を体系化していきました。
意味は元素そのものから、塩や生理学に広がり、塩化カリウム、血清カリウムといった術語が定着しました。 現代日本語のカリウムは栄養、医学、農業、化学で広く使われ、細胞内液や肥料の議論に頻出します。英語話者は K を potassium と呼ぶので、日本語のカリウムは英語名と直結していません。
実は対応のずれは「英語と元素記号の間」にあり、カリウムは記号 K の Kalium 側を保っています。「バナナはカリウムを含む」は健康文脈での典型例です。
参考文献
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