ペーパードライバー
Confidentpepa doraiba
licensed but inexperienced driver
katakana
由来
- 元言語
- en_jp (言語コード)
- 元の形
- paper + driver
- 借用ルート
- 英語要素 → 日本語内造語として交通・免許語へ
- 意味の変化
- 紙の上だけの資格 → 免許はあるがほとんど運転しない人
- 最古文献
- 1980
解説
和製英語のペーパードライバーは、「免許という書類だけ持っている」というニュアンスを暗喩で表した日本語の造語です。1961年は、コトバンクの日本国語大辞典が星野芳郎『マイ・カー』を引く早い印刷例の年です。形は英語 paper と driver の合成ですが、英語に paper driver は普通名詞として登録されていません。
昭和高度成長期、車の保有と免許取得が日本で広がり、ペーパードライバーは交通、保険、日常会話で使われるようになりました。サンデードライバー、マイカー、免許、教習所、初心者マークといった運転関連の語と並びます。意味は「資格は紙の上だけにある状態」から、「免許を持っているがほとんど運転しない、または路上経験がほぼない人」へと固まりました。
現代日本語のペーパードライバーは、本気で困った場面でも、運転を断る前置きとしての自虐でも使われます。英語ではふつう paper driver とは言わず、licensed but inexperienced driver、lapsed driver、someone who has a license but never drives のように説明的に表現します。日本の自動車学校は今でも「ペーパードライバー講習」を看板に出し、ブランクのある人の練習を受け入れています。
「私はペーパードライバーです」と言えば、それは免許はあるけれど実際の運転は心もとない、という自己紹介です。
参考文献
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